みxt

~ 土曜日, 1月 21 ~
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僕がただ不思議なのは、そんなにひどい本ならば、なぜ何万部も売れたのだろうかということだった。Amazonレビューの意見では、小説読者の質が下がっているから、こんなものが売れるのだということだった。実につまらない意見で、そんな老人の繰り言のようなことを書いていて楽しいのだろうかと思う(もちろん彼らは楽しいのである)。そういう意見は単に書き手自身が作品を否定しただけであって、結局この本が多くの人に支持された理由について何がしかの理解をもたらすわけではない。もちろん一般読者が、自分が何か有益な思いをできなかったことを理由にして、ひどい作品だと切って捨てることはあるだろう。しかしそれだけなのであれば、彼らがやっていることとは、この本に感動して「私は面白かったです」と舌足らずに述べる少数のレビューと変わらない。感動した者たちを馬鹿呼ばわりできるのには及ばない。それどころか「こんなものに泣ける奴は愚かだ」と言う人は、結局書物に泣くことを期待するという点には半ば同意してしまっている。そして、この本がなぜ支持されるのか、一体何を描いているのかという疑問はなお残るのだ。

4リアクション
  1. mitricepudknockerからリブログしました
  2. pudknockerの投稿です
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